アナベルの育て方

 

 アナベルの特徴          

特徴:花期6~7月 白の手まり咲き 樹高約1~1.5m 

アメリカノリノキ「アナベル」は、北アメリカ東部原産のアジサイの仲間です。生育旺盛で横に広がり、耐寒性が強く半日陰でも育ちます。

◎花房はかなり大きく迫力があります。咲き始めはグリーンで、徐々に白くなり、またグリーンに戻ります。アナベルは新枝咲きで、春に伸びた枝先に花を付けますそれ故3月頃強く剪定して、小さく育てることが出来ます。 

   アナベルの育て方

植付:3~4月または10~11月

(葉が出る前、または気温が下がる頃)         

②水やり:庭植えの場合は特に必要ありません。鉢植えは様子を見ながら。  

③肥料:1~2月(寒肥)と開花後(お礼肥)に、緩効性化成肥料を。マグアンプK(中粒は肥効約1年)がお薦。

剪定:3月頃。まず花が終了したら、花首だけを切っておきます。剪定は3月頃、膨らんで来た芽の上で剪定します。花数を多くしたいのなら地際から30cm位に、小さく育てたいなら10cm位にします(花後早くスッキリさせたいなら、葉を残して全体の半分を剪定してもOKです)。 

挿し木:3月頃。選定した枝を挿しますが、この時期は葉がないため容易です。一穂の長さを8~10cmにし、節の下1cmをカッターナイフで斜めに切ります。1~2時間水を吸わせた後、平鉢に赤玉土小粒を入れ、2~3cmほどの深さで挿し、日陰に置いて乾燥させないように管理します。1ヶ月ほどして、鉢底から根が見えたら活着しています。(庭の片隅に挿しても良いでしょう。私はこの3月挿しで貸農園において一株から何十株も増やしました。6~7月に挿す場合は葉をカットして1/3にし、茎も長く動きやすいので注意を要します)

⑥難点:新枝咲きのアナベルは、花の大きさに比べて茎が細く、雨が降ると花を支えきれずに曲がってしまいますので、支柱を立て周りを紐で結んでおくこをおすすめします。

「参考」素焼き鉢やスリット鉢の楽な育て方:花が終わったら、鉢ごと庭に埋めてしまいます。素焼き鉢は表面から、スリット鉢は横の穴から、苗が水を吸収出来るようになるまで、様子を見ながら時々水をあげます。秋から冬になる頃には庭の土と一体化しています。春、蕾が膨らんで来たら掘り上げ、自分の好きな場所に飾ります。根がスリットから出ている場合はカットするか、気にしないならそのままで、水を充分に吸わせます。(私はこの方法を用いて軽いプラスチック製のスリット鉢で多くのXマスローズや椿などを育てています。玄関では一周り大きい飾り鉢の中にスリット鉢を入れて並べています)